事業指針
神戸市で唯一、木材卸売問屋による市売協同組合にプレカット事業部をスタートさせたのは、木の温もりを感じ、木と共に暮らし、木造文化を継承していく為には、耐久性の高い、より高品質なものを提供する事が不可欠だったからです。
当プレカットも最先端のウッドテクノロジー を駆使したCAD/CAMシステムを導入し、全自動高性能機械により加工しておりますが、それも現在では当然の事であり、全国どこのプレカット工場も横並び状態であると云っても過言ではありません。
その中で本当の『21世紀の住まいづくり』を目指すには、『造る心』がとても大切な事なのです。
省力化、工期短縮等、合理化を歌い文句に機械は何百棟、何千棟もの加工をこなしてしまいますが、その一棟一棟を見れば多くの人々が大きな夢を描いて汗と涙で建てる一棟なのです。
だからこそ合理化が進む中、今でも必要な事は手を抜きません。
設計段階から十分なほどの打合せをし、加工後の検品も材一本一本全ての材をチェックしての出荷体制をとっているのです。機械は大工さんの手の変りはしてくれますが『造る心』を継承していくのは私たちなのですから…。
事業部紹介
商 号
| 神戸木材市売協同組合
プレカット事業部
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住 所
| 〒653-0033
兵庫県神戸市長田区苅藻島町3丁目3番26号 |
T E L
| (078)671-8860
|
F A X
| (078)671-8859
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設 立
| 平成6年11月 1日
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事業内容
| 建築木材のプレカット加工(コンピューター制御)
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プレカットとは…
当組合事業部が行っておりますプレカットとは、
木造建築物の中でも在来軸組工法に依る建物の構造材を工場で機械加工するというものです。
元来は大工さんが手作業で行ってきたのですが、職人不足に伴い現場では省力化を強いられる様になり近年では高耐久・高精度・高品質という事でプレカットはなくてはならない存在になっています。
在来軸組工法(在来工法)
本来木造建築は太い柱と雄大な桁等の部材を楔(くさび)、栓(せん)等で接合し隅角部を固めるというあまり金物を使わない伝統的な工法で行われていましたが、それを現代的に進化したのが在来工法です。その大きな違いは建築基準法などの規定に基づき各接合部を金物で補強し、要所に筋違・火打梁等を入れ、地震・台風等にも耐え得る造りのものです。(他の工法には、2×4(ツーバイフォー)工法、パネル工法、校倉(アゼクラ)工法、集成材アーチ工法等がある。
構造材
当プレカットでは、土台・土台火打・大引・柱・梁・火打梁・小屋束・母屋・棟木・隅木・谷木などを主に加工しています。
高耐久・高精度・高品質
高耐久性機械プレカット部材のAQ認証申請準備中。
ハイブリッド金物工法に対応致しました(R2.7.16)
合板加工機をリニューアルしました(2019.8.5~8.7)
1.合板加工機を改修致しました
2.改修により斜め部分の柱(間柱)型欠き取りくり抜き可能です。
3.番付方向が固定でしたが回転番付が可能になりました
1.搬入材検品風景
2.仕口(メス)加工風景
3.ボルト加工風景
4.仕口(オス)加工風景
5.加工材検品風景
6.手加工風景